一度も着てないリカルド・ティッシのバーバリー
高校生の頃、ジバンシィに憧れたのをきっかけにリカルド・ティッシが好きになった。服のデザインももちろん、コレクションの演出とか諸々含めて。
そんなリカルドが2018年、バーバリーのチーフクリエイティブオフィサーに就任した。コレクションとしては2019年春夏のタイミングだった。
そして2019年2月の後半、伊勢丹メンズ館に入ってすぐ左手にあるポップアップスペースでは、リカルドの世界観を投影したバーバリーがずらーっと並んだ。
見たら欲しくなってしまうのは分かってたので、イベントスペース外から見ていたのだけど、コレクションの画像で見るのとは全く違った新鮮な印象だったから、つい近くで見たいと思って入ってしまった。
で、コレクションの服を買ってしまったのだ。
ネクタイ付きのストライプシャツで、やっぱり他では見られないデザイン。第2ボタンあたりに留め具がついていて、ネクタイがズレないようになってる。
その留め具がついてるからか、ネクタイは締めなくても良い。自由でいいんです。って店員さんが言うから買った。自由でいいなんて言われたの、初めてでちょっとワクワクしたのを覚えてる。
ちなみに、これがコレクションの。ディンプルをつけてないのがイケてる。やっぱりネクタイは締めてこそカッコいい。
自由で良いと言われたけど、コーディネートするとなると迷う。手持ちのパンツと合わせても中々しっくりこない。やっぱりコレクションの完成度を一度見てしまうと70点や80点では許せないのだ。
何となくベルナールザンスに合わせたいと考えていたんだけど手元にないので、1年以上も着れてない。12万円ぐらいしたけどタンスの肥やしだ。ザンスも買わなければ。服好きの散財は激しい。
今年も季節的に着るタイミングを逃したので、秋か次の春か。
着る機会を逃せば逃すほど、スタイリングの完成度を求めてしまって堂々巡りになるのかもしれない。