買った意味

買ったモノを片っ端から紹介するブログです

反サステナブルな高機能スニーカー

僕は好きなブランドにはずっと輝いていて欲しいので、少しでも貢献できればという想いで毎シーズンなにかしらのアイテムを買ってます。

 

その内のひとつに「Random Identities」っていう知る人ぞ知るみたいなブランドがありまして。仕事も込みでしたがイタリアでのコレクションを観に行ったぐらい好きなんです。

 

そのブランドが注目スニーカーブランド「Li-Ning」とコラボしたっていうんで買いました。

 

Random Identities  Li-Ning Edition Aurora Skywalker

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▲夜のかくれんぼなら負けない真っ黒スニーカー。

Li-Ningは中国で1990年に創業されたスニーカーブランドです。日本に上陸したのは2019年で、その時アトモスが取り仕切ったんですが、すぐさま完売となるほど高い人気を獲得しました。昨今のスニーカーブームを象徴するブランドのひとつですね。

 

一方、Random Identitiesは元イブ・サンローランのデザイナーであるステファノ・ピラーティが2019年に立ち上げた新進気鋭ブランドで、エッジのきいたアイテムを多く展開してます。ちなみに、エルメネジルド・ゼニアでもヘッドデザイナーとして活躍してました。

 

 

 

このスニーカーのベースにはLi-Ningの「Aurora Skywalker」というモデルが使われていて、そこにピラーティの個性を投影させたようなフューチャリスティックなデザインになってます。

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▲トレッキング用みたいなゴツゴツソール。絶対蹴ったら痛い。

グリップ力の強そうなソールを備えていて、雨の日でも気兼ねなく履けそうです。

とはいえ分厚い割にトゥとヒールがせり上がっていないので、つまずく可能性大。細部まで気にして欲しいもんですが、あえてそれをしないのはBalenciagaのTriple Sを意識してのことなんでしょうか。

 

本家のオーロラスカイウォーカーと違うのは、シューレースレス仕様になっている点。靴紐の代わりにドローコードが配されていて、フロントのポケットにしまい込めるようになってます。

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▲こういうスマートな仕様はすごくイイ。

留め具が付いているのでスリッポンとは違いますが、スリッポンのように脱ぎ履きが楽チンなのは嬉しい魅力。

構築的なデザインで、真っ黒モデルながら異素材によってトーンの差をつけることで繊細さを演出している点も今の時流にマッチしてて素晴らしいです。

 

 

 粗いメッシュ地の保存袋は通気性よくて、靴以外にも使えそうです。奇をてらったデザインじゃないのも高ポイント。

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▲シューズ付属の保存袋って汎用性高いですよね。

 

 

 

 

ただ、これはどうなんでしょう。

 

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▲けたたましく光る。

これに合うBGMはきっと「緊急地震速報のアラーム音」だと思います。

光ってる部分がボタンになっていて3秒ぐらい押すと点灯。そのあと2秒押しでパターンが変わって、計3パターンぐらい確認できました。

ちなみにパターン最終はずっと光ります。

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▲夜中に光らせてたら職質されそう。

こういう光るスニーカー、2019年春夏にBalenciagaがリリースしてから割と見るようになりましたね。これ、どこの層にニーズあるんですか…。もしかして業界全体がサステナブル!って言ってることへのアンチテーゼ?

 

一般的にハイテクスニーカーって「高機能なスニーカー」として使われる言葉だと思うんですが、使わない機能を搭載したスニーカーをなんて呼んだらいいのやら。

 

でもこの機能、デザイナーが必死に考えたんだろうから、どうにかして使ってあげたいと思ってます。自粛が解除されたら考えます。

 

 

Random Identitiesのネックレスに金メッキを施した記事もあるので、ブランドに興味がある方はぜひ。↓